柔道整復師」は国家資格です!

【柔道整復師】は、大学受験の資格がある者が3年以上、国が認定した学校・大学で専門知識を修得し、解剖学、生理学など11科目の国家試験をパスして取得できる資格です。 ほねつぎ・接骨師・整骨師として広く知られ、厚生労働大臣免許の下で打撲、捻挫、挫傷(筋、腱の損傷)、骨折、脱臼などの施術をする職業の正式名称です。 柔道整復師が施術を提供する接骨院や整骨院は公的に認められた機関であり、保険医療機関と同じように保険証でかかることができます。国家資格を有しているということは、基礎医学を修得している事の保証を意味するからです。

筋肉や関節の痛みなど、ちょっとした痛みや悩みから、足首や膝、肩、腰、首などの捻挫、打撲、挫傷(肉ばなれなど)を専門的に治療し、骨折や脱臼などの応急処置、も受けられます。 近年は、病医院等での勤務やスポーツトレーナーとして、活躍の場を広げ、介護保険制度の中でも、ケアマネジャーや機能訓練指導員として福祉分野に貢献しています。

●「柔道整復師術」は江戸時代から 柔道は日本の武術の一つで、敵を倒す「殺法」と、敵味方関係なく骨折や脱臼などの負傷者を助ける「活法」がありました。その日本古来の武術家の医術“活法”から派生した、我が国の伝統ある民族医療です。

江戸時代には大坂の高志鳳翼が延享三年(1746)に『骨継療治重宝記』3巻を発表し、これが日本における最古の整骨専門書と考えられています。江戸後期にはオランダ医学書の影響を強く受けた形で整骨術、「華岡青洲整骨秘伝図」、「春林軒治術識」などが今日に伝わっています。また精巧な木製模骨を数多く残し、名著『整骨新書』を著した各務文献、同じく名著『正骨範』を著した二宮彦可などが整骨術で優れた業績を残しました。 このように、古来からの東洋医学や、明治維新以降の西洋医学の融合によって、東洋医学の精神と現代医学のテクノロジーが、近代の“ほねつぎ”から現代の“柔道整復師”へと変遷し、柔道整復師は国家資格として認められています。

*古来日本人の民間療法からはじまった柔道整復術は、現代も尚、みなさんの為に役立つよう更に進化をつづけています。私も柔道整復師のひとりとして、このすばらしい技術を広め患者さまのお役に立てるよう、日々研鑽してまいります。

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